
MITホールディングスの事業内容
システムインテグレーション事業
- 企業が必要とするシステム、アプリの設計・開発だけでなく、導入・運用保守まで一貫して提供してくれるサービス。
CADソリューション事業
- Computer Aided Designの略 (キャド)
- コンピュータによる設計お手伝いツールのことで従来の人力のみの設計を効率化する。
MITホールディングスグループ(子会社ビーガル)は2DCADの開発、販売、図面電子化サービスなどを行っている。

- コストが高い
- 扱える人がいない
- 知識がない
認証ソリューション事業
認証システムの中でも生体認証はパスワード認証と比べてセキュリティ強度が高く、なりすましが困難。
最高レベル認証精度
Broadway3Dの赤外線3Dセンサー技術は、人間と同じようにひとりひとりの顔の形を立体的に認識できる3D視覚システムです。つまり、従来の2D(平面)顔認証に比べはるかに精密な認証ができ、写真や画像での偽装(なりすまし)は不可能です。さらに、人間の目より優れた部分は、立体的な顔の形状を1mmの何分の1もの精度で識別する事ができるため、一卵性双生児を見分けることも可能である点です。
Broadway3DはArtec Group, Inc.から輸入販売。
顔認証の技術はセキュリティ分野だけでなく、新型コロナウイルス(COVID-19)対策にも応用されています。
同グループは、顔認証と同時に発熱を検知する認証端末「AI Face Terminal -TEMP-」の提供を開始しています。
顔の認証だけでなく、体温も検知可能で、マスク、メガネにも対応している。
標準小売価格は60万円と高価ですが、レンタルサービスも準備中です。
デジタルマーケティング事業
- パソコンやスマートフォンなどのデジタルデバイス、ツイッターなどのSNSやWebサイト、ECサイトを通じて集客すること。
MITホールディングスグループでは「Wisebook」で電子出版やデジタル教材制作、電子カタログソリューションなどのサービスを提供している。
Wisebookでは、
- eラーニング
- ペーパーレス化
- マーケティング
- 文書管理
- ビジネスツール
- デジタルカタログ
などのソリューションを提供している。
eラーニングは、デジタルデバイスを用いてインターネット経由で行う学習形態のことで、Wisebookは教育テキストや社内資料の電子化を支援する。
教育の情報化やペーパーレス化は国が勧めている施作であり、需要が拡大している。
文部科学省は2011年に策定した「教育の情報化ビジョン」のもと、2020年度までに小中学生に情報端末を1人1台ずつ配備する構想を掲げています。
それに伴い学校のICT予算は拡大し、通信設備などのインフラ整備が見込まれています。
昨今、数多くの電子端末がリリースされる中、特定のプラットフォームに依存せず、さまざまなOSや端末、ファイルフォーマットに対応したオープンな環境での電子テキストの活用が期待されています。
教育面とは別に、総務省自らもペーパーレス化を実行し、職場での電子化を促進しています。https://wisebook.jp/modules/elearning/index.php?content_id=1 より引用
MITホールディングスの業績
業績は安定していますが、やや頭打ち感がある。
今回のIPOで調達する資金の一部は新規事業への投資に充てられる予定。
MITホールディングスのIPOスケジュール
- 発行済株式数 1,991,600株
- 公募株式数 250,000株
- 売出株式数 300,000株
- 浮動株 約28%
- 吸収規模 3,4億円〜3,7億円(仮条件参考)
引受証券会社(割当比率)
SBI証券から申し込むのがベター。
SBI証券は口数比例抽選なので、資金力がある人が有利。
ロックアップ情報
株主名 | 比率 | ロックアップ |
鈴木 浩 | 18.53% | 180日 |
ちば新産業育成投資事業有限責任組合 | 12.96% | |
7ベルティービー(株) | 12.44% | 180日 |
朝日生命保険相互会社 | 6.63% | 180日 |
MITホールディングス従業員持株会 | 5.02% | 180日 |
中森 将雄 | 4.54% | 180日 |
増田 典久 | 4.26% | 180日 |
沼倉 巧和 | 3.38% | 180日 |
高梨 政彦 | 1.97% | |
TDCソフト(株) | 1.87% | 180日 |
- 新規公開直後の株価急落を制限するための制度
- 指定された日数経過か市場価格が公開価格の指定倍数到達で解除される(解除されるまで大株主は株を売却できない)
ほぼ全ての株主に180日間のロックアップが掛かっている。
ロックアップが掛かっていない「ちば新産業育成投資事業有限責任組合」は既に持株を売出済。
MITホールディングスの総合評価「A」
評価は期待の「A」としました。
吸収規模も少なく、想定価格も低いので3倍はいけるのではないでしょうか。
事業内容も人気になりそうです。
ロックアップがほぼ全ての株主に180日間掛かっているのもプラス材料ですね!
初値予想
1,500円〜2,000円
追記 初値は3,590円でした。
業績などの情報の出典元日本取引所グループ(https://www.jpx.co.j/listing/stocks/new/)